昨日に続き、姪との散歩でした。
とはいえ心持ちは『散歩する羊』です。
国分寺から三人でてくてくと歩く。
小金井公園まで。
僕にとっては懐かしの場所。
長いこと小金井公園の横に住んでいたので。
久しぶりの樹々草花たち。
やっぱり好きですぅ。
ずっとランニングコースでした。
日課で。
公園を一周するの。
引っ越しして走る習慣がなくなりましたが。
やはり環境って大事ですね…。
いや気心次第でしょう?
仰る通り、では、ある。
くぅ。
さて、そんな久しぶりの小金井公園へ。
なるべく車の少ない裏通りを通り。
世界を見ながら、話しながら。
歩く、歩く。
玉川上水に着く。
川沿いの桜を眺めながら公園を目指す。
楽しいねぇ。
そのまま小平市方面の入口から中へ。
くたくただったのでシートをすぐ敷いて。
桜の樹の下で花見。
宴会。
いやー最高ですね。
今年の桜は咲いている期間が本当に長い。
まだまだ散らなさそうな勢いだ。
いいねぇ。
浮かれながら弁当を広げる。
作ってきたサンドイッチを食べもらう。
あったかスープもあるよ。
僕は赤ワインを飲みながら。
みんなで色々と話しながら。
ゆっくりと食す。
食事が終わり、一段落。
さて。
ここで取り出したのがウクレレです。
そう、歌うのですよぉ。
先ずは稽古で作ってくれた『ビューン!』を、ウクレレの伴奏のもと、作ってくれた本人に歌って貰う。それを姪に聴いて貰う。キャッチ―でノリもいいので覚えやすいかな、と思ってのチョイス。ちなみに姪はずっとピアノを弾いてきたおかげなのか、単純に耳が良かった…素晴らしい…。
そうして「では、このメロディーに、歌詞を好きなように乗せて歌ってみよう」と提案しました。ほら、コードに合わせて作って、というのはハードルが高いからね。すると彼女は何と、すぐにメロディーを覚えて歌ってくれたのです。
素晴らしい。本当に素晴らしい。歌詞は「突然に歌詞乗せてとか無茶ぶりを~」的なニュアンスの言葉をメロディーに乗せて始まり、でも元の歌の世界観も大事に、かつ世界を見ながら合わせて歌ってくれたのでした。素敵。
さて、ここで、特筆したいことが。
先ず歌を作った本人に歌って貰った時の事。
歌い始めた瞬間です。
桜の花びらが、広場の広範囲で舞うのです。
それもかなりの量が。
僕は当りを見渡す。
驚くほどの桜が降ってくる。
風が吹くではなく樹が舞わせるかのように。
歌が終わったら、ピタッと止みました。
一分前後の、桜とのコラボ。
実はコレ、前にも書いたけれど、よくあることなの。世界と共に在り、共に創ろうとすると、世界が助けてくれるし、一緒に創ってくれる。何度も、何十回も経験している。だから僕はその旨を姪に伝えた。
彼女は頷き「すごかったね」と言った。そうして彼女に「よし、じゃあ気楽に、好きなように歌ってみて」と聴かせた歌を、僕の弾くウクレレに乗せて、自分の歌詞で歌って貰ったのだ。
姪の時に桜は……?
ええ、そうなのです。
再び、桜が、そのエリア全体に舞ったのです。
確認するようにぐるりと見渡す。
空に桜が溢れる時間。
少女が作ったシャボン玉も飛んでくる。
まるで映画のワンシーンのように。
歌詞にも状況を織り込んでみたりして。
シャボン玉と舞う桜花。
歌い終わると桜はその舞をやめました。
ちなみに長い時間その場所にいて、桜があれほど降り、舞ったのは、この二回だけでした。少なくとも僕たちの過ごした時間においては。
だからやはり僕は思います。
「歌と一緒に、桜も踊ってくれたのだ」と。
羊らしい、素敵な時間でありました。
え?自分?
ええ、歌いました。
一曲。
え?桜?
舞ったか?……だって?
これがですねぇ、実は歌い始めたら、二人ほどじゃないにしても舞い始めたのですよ。「お、このまま更に?」と思ったのがいけなかったのかぁ…?すぐに消えてしまいまして。普通でした。うふふ…。厳しいっすね…。ふぃん。
「……いやあんた移動する羊っ」
何はともあれ、久しぶりに世界と一緒に創る面白さを味わうことが出来た、姪の上京かこつけ『散歩する羊』でありました。
うむ。
とはいえ、連日でくたくたです。
はい。
明日からに備えて眠ります。
うむ。
おやすみなさい。
愛川武博