移動する羊 是楽日

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移動する羊による稽古場の一つであり、呟きの場であり、表現の場所 物語・小説・詩・遊び

『桜と一緒に歌を奏でる』~2026年4月5日(日):目先想創


昨日に続き、姪との散歩でした。
とはいえ心持ちは『散歩する羊』です。
国分寺から三人でてくてくと歩く。
小金井公園まで。
僕にとっては懐かしの場所。
長いこと小金井公園の横に住んでいたので。
久しぶりの樹々草花たち。

やっぱり好きですぅ。
ずっとランニングコースでした。
日課で。
公園を一周するの。
引っ越しして走る習慣がなくなりましたが。
やはり環境って大事ですね…。
いや気心次第でしょう?
仰る通り、では、ある。
くぅ。

さて、そんな久しぶりの小金井公園へ。
なるべく車の少ない裏通りを通り。
世界を見ながら、話しながら。
歩く、歩く。
玉川上水に着く。
川沿いの桜を眺めながら公園を目指す。
楽しいねぇ。

そのまま小平市方面の入口から中へ。
くたくただったのでシートをすぐ敷いて。
桜の樹の下で花見。
宴会。
いやー最高ですね。
今年の桜は咲いている期間が本当に長い。
まだまだ散らなさそうな勢いだ。
いいねぇ。
浮かれながら弁当を広げる。
作ってきたサンドイッチを食べもらう。
あったかスープもあるよ。
僕は赤ワインを飲みながら。
みんなで色々と話しながら。
ゆっくりと食す。
食事が終わり、一段落。
さて。
ここで取り出したのがウクレレです。
そう、歌うのですよぉ。

先ずは稽古で作ってくれた『ビューン!』を、ウクレレの伴奏のもと、作ってくれた本人に歌って貰う。それを姪に聴いて貰う。キャッチ―でノリもいいので覚えやすいかな、と思ってのチョイス。ちなみに姪はずっとピアノを弾いてきたおかげなのか、単純に耳が良かった…素晴らしい…。

そうして「では、このメロディーに、歌詞を好きなように乗せて歌ってみよう」と提案しました。ほら、コードに合わせて作って、というのはハードルが高いからね。すると彼女は何と、すぐにメロディーを覚えて歌ってくれたのです。

素晴らしい。本当に素晴らしい。歌詞は「突然に歌詞乗せてとか無茶ぶりを~」的なニュアンスの言葉をメロディーに乗せて始まり、でも元の歌の世界観も大事に、かつ世界を見ながら合わせて歌ってくれたのでした。素敵。

さて、ここで、特筆したいことが。
先ず歌を作った本人に歌って貰った時の事。
歌い始めた瞬間です。
桜の花びらが、広場の広範囲で舞うのです。
それもかなりの量が。
僕は当りを見渡す。
驚くほどの桜が降ってくる。
風が吹くではなく樹が舞わせるかのように。
歌が終わったら、ピタッと止みました。
一分前後の、桜とのコラボ。

実はコレ、前にも書いたけれど、よくあることなの。世界と共に在り、共に創ろうとすると、世界が助けてくれるし、一緒に創ってくれる。何度も、何十回も経験している。だから僕はその旨を姪に伝えた。

彼女は頷き「すごかったね」と言った。そうして彼女に「よし、じゃあ気楽に、好きなように歌ってみて」と聴かせた歌を、僕の弾くウクレレに乗せて、自分の歌詞で歌って貰ったのだ。

姪の時に桜は……?
ええ、そうなのです。
再び、桜が、そのエリア全体に舞ったのです。
確認するようにぐるりと見渡す。
空に桜が溢れる時間。
少女が作ったシャボン玉も飛んでくる。
まるで映画のワンシーンのように。
歌詞にも状況を織り込んでみたりして。
シャボン玉と舞う桜花。
歌い終わると桜はその舞をやめました。

ちなみに長い時間その場所にいて、桜があれほど降り、舞ったのは、この二回だけでした。少なくとも僕たちの過ごした時間においては。
だからやはり僕は思います。
「歌と一緒に、桜も踊ってくれたのだ」と。
羊らしい、素敵な時間でありました。

え?自分?
ええ、歌いました。
一曲。
え?桜?
舞ったか?……だって?

これがですねぇ、実は歌い始めたら、二人ほどじゃないにしても舞い始めたのですよ。「お、このまま更に?」と思ったのがいけなかったのかぁ…?すぐに消えてしまいまして。普通でした。うふふ…。厳しいっすね…。ふぃん。
「……いやあんた移動する羊っ」

何はともあれ、久しぶりに世界と一緒に創る面白さを味わうことが出来た、姪の上京かこつけ『散歩する羊』でありました。
うむ。

とはいえ、連日でくたくたです。
はい。
明日からに備えて眠ります。
うむ。
おやすみなさい。


愛川武博


by moving_sheep | 2026-04-05 22:41 | 目先そうそう | Trackback