移動する羊 是楽日

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移動する羊による稽古場の一つであり、呟きの場であり、表現の場所 物語・小説・詩・遊び

『望の歌』~2025年11月12日(水):目先想創


「絶望すると人は歌うものでしょう?」
僕は答えた。
「盛り上がっているね…」と言われたので。
希望がなくなると歌うものでしょう?
そうだと思っていたけれど……。
違うのか……?
少なくとも僕はそうだ。
もちろん希望に溢れても歌う。
楽しくても歌う。
嬉しくても歌う。
悲しくても。
あ…怒っている時に歌うことはないな……。
でも誰かが怒って作った有名な歌があった。
うむ。
きっと怒りでも歌う。
ん?
…あれ?コレつまり何でも歌っているね…。

歌は訴え。
魂の揺らぎ。
心動。

どちらにしても僕はよく絶望の底で歌を歌う。
オリジナルをね。
瞬間を歌う。
だから数多の消えた歌がある。
名曲もあった。
と思う。……思いたい。
でもいいのだ。
口にした歌が世界を漂い、誰かの元にいつか届いて、そして心を動かす『動』としてバトンされるに違いない。絶望も希望も、喜怒哀楽も。
夢想。だね。
でも同時に物理観。
あらゆるモノが変化しながら循環する。力もエネルギーも心も魂も。だから歌だって世界を渡る。この世に巡らぬモノなどないのだから。
うむ。
自己完結。

おやすみなさい。


愛川武博


by moving_sheep | 2025-11-12 23:32 | 目先そうそう | Trackback