移動する羊 是楽日

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移動する羊による稽古場の一つであり、呟きの場であり、表現の場所 物語・小説・詩・遊び

『Live Class』~2024年4月13日(土):目先想創


昨日、車で山梨へと向かう。
宿に駐車して、歩いて三国山へ向かう。
曇り。
このまま雨が降るかな、と思うようなポツポツがたまに降ってくる。
歩きながら作ってきたサンドイッチを食べ、静岡県、神奈川県、山梨県、三つの県境がある三国山へ。
辿り着く頃には晴れ間が現れる。
下る頃には、富士山がその姿を現した。
美しい。
多くの人を動かす力。姿。
そこから山中湖へ降りて、ロケーションハントをしながら歩いた。
朝、宿の駐車場にもどこかの撮影スタッフらしき人が居たけれど、これだけ魅力的なロケーションがあるならそりゃやってくるよね、と思ったのでした。

今日も色々と回り、様々を見た。
僕は行った先々で、いつも想像することがある。
「ここで暮らすと、どんな日々に成るのだろうか?」
真剣に考えるので、その土地で暮らす人々をとても観察する。
自ずと観光客も観察することになる。
やってくる人、そこにいる人、その二つに関わる人。
自然も、道端も、家の造りも、土地柄(人の傾向)は特に、その土地のあらゆるものを読もうとする。
聴き、視、嗅ぎ、触れ、味わい、感じる。
これは普段の散歩でも同じで、必ず〈我が事〉を発動させる。
いつ頃からだろうか、そのようなスタンスになったのは。
よく覚えていない。
12年前の初めての海外旅行では、そんなことは考えなかった。
それ以降だ。きっと少しずつ、成っていったのだろう。
このスタンスになってからの方が、世界と一緒に創れることが増えたように思う。
観光の客でありながら、可能な限り、そこでの人々の生活をミルことで、物語の出現は圧倒的に増す。
何より、観光客としての面白さが、増す。
しかし、忍野八海へ寄った時はあまりに人が多く(それもあらゆる国の人が観光に来ていて)そんな余裕はなかったけれど……。
周辺散策をしてやっと余裕が出来た。

人と出逢う時、僕はいつも一過性で出逢う事はない。
いつも〈ずっと〉を持っている。持っていく。
もう二度と出逢えないことを知っていても。

世界は物語に溢れている。
僕はその物語を心に持って、今を、ゆく。


愛川武博


by moving_sheep | 2024-04-13 22:29 | 目先そうそう | Trackback