移動する羊 是楽日

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移動する羊による稽古場の一つであり、呟きの場であり、表現の場所 物語・小説・詩・遊び

『本当に戦うべき相手を僕は知っている』~2024年2月26日(月):目先想創


誘惑というのはなんとも恐ろしいものである。
『心を惑わせて、よろしくないことに誘い込むこと』という意味がある訳だけれど、この良くない事、悪い事、は基本的には社会的な相対的な判断で語られるのだろう。
しかし問題なのは、個人という限られた世界で発動する〈よろしくないことに心を惑わし誘われる〉ことなのである。
「惑わし、誘われる。………誰に?」
「自分自身に。あるいは過去の自分に。経験に。記憶に。紐付けられた快楽に。救いを求める心に」
始まりは他者であり他物だったとしても、目の前に存在していなくても、紐付けされた様々色々が世界に溢れているので、簡単に誘引される。
何もなくても、記憶に魅惑される。
己の何者かが僕を蠱惑する。
オソロシイ。
そんな誘惑に負けて、だらだらと過ごした、というハナシ。


愛川武博


by moving_sheep | 2024-02-26 22:30 | 目先そうそう | Trackback