2024年 02月 22日
『能動は楽しい』~2024年2月22日(木):目先想創
旅行先へ行った時、その土地に馴染むまでに時間がかかる。
空気、水、食、地域性……車の運転で僕はある程度の地域性が見えると思っていて。もちろん他にも見える媒体はある。それらを見ながら、聴きながら、感じながら環境で創られる様々色々な傾向を感じながら、共感や反発や安心や忌避や好意を移動しながら、少しずつ馴染んでゆく。土地に関わってゆく。観光客も含めて関わってゆく。
自分の傾向。誰かと何かを創ろうとすると、観光客ではいられない。友人の家に行くときも、我が事のように考える。動く。向き合う。
だから馴染むまでに、時間がかかるのだと思う。
前々からうすうす気がついていたけれど、今回北海道へ行って帰ってきて、すごく腑に落ちた。今日、すごく腑に落ちた。
久しぶりに長い団体行動をしたことで、その日々を反芻して(そうつまり一人反省会をするのだ…あの発言はあの行動は、とか、もっと面白くできた、とか、もっと喜んでもらえる言葉を返すことができたとか、悪いことをしたなとか、他の選択の方が良かったんじゃないか、とか、様々色々な思考をして)実感した。
トルコツアー旅行以来、山梨の富士山や高知の龍河洞の散策ツアーでもガイドさんしかいないことがほとんどだった。それでも僕は関わる。共に創る姿勢を持ってしまう。お客さんでありながら、お客さんではない。
だって能動が一番楽しいし、楽しめるから。
すると面白いことにガイドさんも楽しめるし、きっと楽しいのだと思う。色々な方がいるけれど、お互い「ん~?」と思う事がきっとゼロじゃないと思っているけど、だいたいにおいて仲良くなってお別れをする。ガイドさんが「楽しかった」って発することもある。普通は「君が楽しいんかいっ」ってツッコミどころ、なのだろうけど、むしろ本望だ。
だって一緒に何かを創るのは楽しい。
利が合っているから成立しやすい。向こうは楽しんでもらう仕事で、僕らは楽しむためにきている、そんな土台の上に立っているから。
長野で宿泊のセットになっていたムササビツアーに参加した時は、それなりの人が居た。短い時間だったけれど、大勢は久しぶり。その時にも「能動が連動する」と感じていた。
感謝と尊重と創る姿勢と能動として楽しむ、楽しもう、の在り方。
それがあるから僕は、馴染むまでに時間がかかるのだと、気がついたのです。
だって観光客でありなりながら観光客じゃないのだから。受動だけで行かないから。能動で行くのだから。世界と共に何かを創るために行くのだから。どこに行っても自分の傾向が現れる。
それが迷惑さやメンドウクサさや忌避を生むのも知っているから、周りを可能な限り鑑みながら。でも、だいたい能動が連動する。一緒に楽しもう、が連動する。楽しむために来ているのだもの、みんな。
今回、春節の関係で中国人がたくさんいた。
もちろんイヤな思いもちょっとはある。
ちなみにささいな唯一の遭遇は、おそらく日本に在住している中国人相手の中国人ガイドの方で、不愉快さを感情的に出していた瞬間があって、でもまあ、こちらが汲んですぐ対処したら、頭を下げてくれたけれど。自分がガイドしている家族の方々の利が優先したのだと思う……。
でも仲良く楽しく共に楽しんだ。そういう出逢いが多かった。幸いだった。流氷の時はむしろ友情すらあった。
夜の散策ツアーの時、短い時間だったけれど、韓国の女性とブラジルの男性と、僕はカタコトの英語で楽しく話す。すごく仲良くなった。相手も学習英語だから(とはいっても向こうは普通に発音も語彙もしっかりしていて、こっちよりもちゃんと喋られるけど)比較的に聴きやすいのもあって、なんとかなる。困った時は、スマホ。でも基本的には英語とカタコト英語で。中国人の家族も、娘さんとは仲良くなれたように思う。英語とカタコト英語で。車から降り振り返って、嬉しそうに「バイバイ」と言って宿泊先へ向かう姿が印象的だった。
ブラジル人も陽気にバイバイ。馴染む。こういうタイプは本当にすぐ馴染む、のは、似た者同士だからなのか……?
韓国の背の高い女性は同じホテルだったので、帰りは一緒。お別れする時に「I’m your fan」って言ってくれた。
僕もです。とても可愛らしい素直な人で、日本がとても好きみたい。最初に参加者を待っている車の中で日本愛のハナシを聞いて、つい日本人代表みたいに「Thank you」って言ってしまうくらいに。最後の朝は朝食会場で会って挨拶して。チェックアウトの前にも会って、挨拶をした。名残惜しいけれど、いつでも一期一会だから。だから僕は六感を使う。だから記憶する。だから物語にする。いつでも一期一会だから、能動であろうとする。全力で、遊ぶ。全身で関わる。
今日、前よりも腑に落ちた。
思考に成った。
言葉に成った。
だって「日常にまだ馴染んでいないんじゃないの、僕」って思ったから。
そうなのである。
未だに日常に戻っていないのは、体の痛みだけが理由じゃないのであろう。
いや、ここにもちゃんと向き合いなさい。
たけひろくん。
愛川武博
by moving_sheep
| 2024-02-22 23:29
| 目先そうそう
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