『生きるファンタジー』~2023年9月29日(金):目先想創
やはり駅前通りの八百屋さんへ行くと笑顔になる。
店主のおじいちゃんの積み重ねに、ジブリの登場人物みたいなわくわくがある。
八百屋さんに名前は、ない。
いつも看板がないかなと探すけれど、倉庫みたいな場所に野菜や果物を広げているだけで、商店名は見当たらない。
だから僕は仮に『にわにこ八百屋』と呼ぶことにした。
地名由来と、ついニヤけてしまうところから付けた。
十数年前、長い事、東小金井に住んでいた。
ジブリのスタジオがあるのが有名だけれど、玉川上水に、小金井公園があってとても好きな場所で。
駅からはかなり遠いけれど、小金井公園の横に住んでいた。
緑だけじゃなくて、ファンタジーがある場所だったんだよね。
その土地を離れて、たくさんの店がある(チェーン店も数多ある)地域という環境に変わって、その中で僕は数多を失ったように思う。
〈木綿のハンカチーフ〉の歌詞ではないけれど、都会の絵の具に染まったような感覚。
また新しい場所へ移動して、様々なものに影響されて、最近は満ちてくる中秋の名月に影響されている感じもあって、右往左往する日々だけど、日常に溢れるファンタジーを頼りに歩いてゆこう。
愛川武博

