『まだかわらないからこそいまだからこそ』~2023年9月25日(月):目先想創
珍しく、朝、起きられなかった。
僕は半分、この世界とは違う場所にずっと居た。
しかし記憶はない。
夢も無意識も違う世界も、有意識記憶には存在しない。
ただ、違う世界に居たことだけは実感している。
そんな正午近くの、朝。
久しぶりに車に乗って出かけた。
駐車場を出て走らせると、楽しくなってくる。
このまま遠くまで、音楽を聴きながらひたすらに車を走らせたいと思った。
近場に買い物に行ったので、すぐに返ってきたけれど。
空が秋だった。
「暑さも彼岸まで。」
こんなに暑い夏だったのに、しっかり一度、暑さがやわらぐ。
世界はまだ、変わらない。
きっとだから、彼女がずっと前に送ったはずの郵便が届かないのだろう。
そう思う。
そらもぼくもきみもせかいもまだ、なにもかわっていないのだ。
愛川武博

