『在り方のゾク』~2023年2月22日(水):目先想創
〈所属〉というモノは大きな影響を持つ。
特に本人の意識が強いと、精神面に及ぼす影響は多大のように思う。
例えば、責任とか?
利や得が関わると特に。
利や得がお金の人も居れば、そうじゃない人もいるけど、お金ってとても強い。
さて僕は洗濯をし、布団を干し、夕食を作る。
絶品だったのが、ただ切っただけの大根に水菜のサラダと、湯通ししただけのほうれん草のおひたし。
あまりの美味しさに白ワインを開けてしまった。
素材が生み出す素敵さよ。
まあ、それはさて置き。
家事をして、日常をいつものように生きて、ふと「あれ?今、僕は無所属なのではないか?」と感じた。
精神的な意味で。
思い出してみる。
彼も、彼女も、まさに無所属ゆえに大事なものが消えていってしまっていると思ったことを。
もちろん社会的には所属している。
ここで言っている精神的な所属は、大事なことを共有し相互理解で創ってきたからこその、在り方の属。
だから消えてしまうとまさに大事も軽薄な様になってゆく。
無視。
無反応。
向き合わず。
伝えず。
聴かない。
あえて意図的に選択したそれらが僕を無所属にし、無所属が結果、本当の意味で無自覚なそれらを己が形にしてゆく。
巡る無所属の弊害。
大げさに言っているけれど。
訓練したものはあえて選択しても、結局、自分のスタイルには合わないから。
でも思ったのだ。
無所属を。
弊害を。
無自覚を。
無所属になってしまった彼と彼女の事と共に。
同じだと。
移動する羊は属であり属でない在り方を可能な限り模索してきた。
だから所属なんて実は関係ない。
でも模索したからこそ言える。
所属は強い。
移動するためにも僕は、ゾクを考えなければならない。
もう一度。
〈本〉を持って。
とても強く思った。
居なくなってしまった人たちを思い出しながら。
愛川武博

