『Universe Trigger』~2023年2月17日(金):目先想創
昨日の事。
彼女は宇宙を語る番組を観たらしく、僕に広がり加速してゆく宇宙の話をたくさん語った。
そのあとに、このように豪語していた。
「宇宙のこと考えると日常なんてたいしたことない、ねっ」
極端だな、と思いながらも、確かにこの宇宙の中で僕たちという運動と加速と広がりは、なんとちっぽけなことなのだろう、と感じた。
ハナシを聴いて、眠る前に何となく思い出しながらそれとは別に、日常のどうしようもない、どうにも出来ない、現実的じゃないことを何故か延々と考えていた。
でも考えれば考えるほど、どうにもならない円環思考に思えて虚しくなり、一度、起き、水を飲み、そのまま何も考えずに眠った。
今朝のことである。
僕は奇妙な解放感を持っていた。
いつものようにかなり早く起き、幾つかのタスクをこなし二度寝をするのだけれど、自分の中に宇宙があるような感覚の解放感。
俯瞰でも宇宙瞰、地球瞰でもない。
つまり見下ろさない。
宇宙そのものになったかのような(本当にかすかなささやかなモノだけど確かにある)感覚。
解放宇宙感。
すごい力を与えて貰ったかのような。
僕はきっと彼女が言った言葉を~いや瞬間に溢れ出ていた彼女の感覚をフィードバックしたのだ。
わくわくした。
面白い感覚だった。
何でも出来るような気がした。
この瞬間は儚い、けれど同時に瞬間である僕らは宇宙の歴史の一部なのだ。
でもその後、消えた。
消えた後は、反動なのかずっと眠かった。
かなり眠かった。
ずっと眠かった。
眠った。
起きたら元気に動き出せたので良かった。
僕は何だかトリガーを手の入れたのかもしれない。
宇宙を思え。
宇宙を感じろ。
宇宙に馳せる人の力に乗っかれ。
僕のトリガー。
宇宙トリガー。
愛川武博

