『お風呂仙人』~2022年12月22日(木):目先想創
よく行くお風呂屋さん(一応、温泉ある。スーパー銭湯っていうの?)に〈お風呂仙人〉と呼んでいる年配の方が居る。
白髪短髪細身の仙人。
たまにしか行かないのに、土日祝日平日関係なく行くといつも居るから、おそらくほとんど毎日通っているのだと思う。
色々な場所で、邪魔にならないようにいつも一人で筋トレをしている。
柔軟とかなのかな?
とりあえず色々、やっている。
ちなみに筋肉はほとんどない。
ずっと細いままである。
当初、みんながあまりに彼を気にしないので「これは僕にしか見えていない案件かもしれないな……」と思ったくらいだ。
でもどうやら実在するらしい。
ちゃんとテーブルでご飯食べてるからね。
彼はいつもニコニコしている。
(にやにやが近い、けど、ので、間をとって~コからヤの間の中でということで~ニマニマかな?)
とにかく嬉しそうにしている。
ちなみにこれは昨夜のハナシ。
本当に、本当に、本当に〆切前で時間がないのに、僕は映画(スラムダンク)を観て、ちょっとウィンドーショッピングをして、お風呂に行ったのである。
が。
そこは、まあ、おいといて。
夜、食事どき、待ち時間に一人ビールを飲みながら店の書架においてある漫画を読んでいると、遠くのテーブルに座ってた仙人が、テレビを観に、パーテーションを挟んだTV前の隣テーブルに引っ越してきた。
テレビを観ながら、迷惑にならない声でケラケラと笑っている。
やはり嬉しそうである。
お風呂仙人のモットーはきっと「人生はお風呂と楽しいを楽しむもの」なのだと勝手に思っている。
僕は彼の楽しむの佇まいのおこぼれを貰う。
いつも口角を上げさせてもらう。
ありがとうございます。
昨夜もまた思う。
今朝、貰った生牡蠣を蒸し、貰った缶ビールと一緒に8個をペロッと食べた時に、ふとお風呂仙人を思い出したのだ。
にこにこでも、にたにたでも、にかにかでも、にやにやでも、にしにしでも、ににににでも、にへにへでも、にまにまでも、笑うって、笑えるって、素敵だなって。
あまりに蒸し牡蠣とビールが美味しくて。
ランチビールならぬ、ブレックファーストビール。
だから〆切あるって………。
まあまあ、食の楽しみが糧にもなるさ。
さて、次は創る楽しみへ。
愛川武博

