移動する羊 是楽日

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移動する羊による稽古場の一つであり、呟きの場であり、表現の場所 物語・小説・詩・遊び

『世界はいつでも物語に溢れてる。』~2022年11月12日(土):目先想創

無意識に現れる。



朝、ちょっとした話を聞いた。

「会社の地域活動の一環として、先日、早朝、ゴミ拾いをしたら、それ以降、街にゴミが落ちているのが気になって気になって仕方ない」


意識とは面白いもので、今まで見えなかったモノが(もしくは見えていても無視したり無意識下に沈めたりしてたモノが)、経験によって視点が生まれ、行動(この場合は拾うということ、でもおそらくは進んだ意識、捨てる側が居るという相対)が意識化され、思考や思想に連動し変化する。

逆に何にも連動しないとしても、それは不動と言う動、そのような在り方として現れる。

明確になる。

なりやすい。

可視化の強さ。

具体化とか形式化と行動化(そんな言葉はないか…)とか、やっぱりすごく力を持っているなって思った。



土日祝は図書館へ行くことが増えた夏以降、もちろん平日も行くことがあるのだけれど、土日祝は人が多い。

ゆえに聴こえてくる無意識が多く。

無意識が聴こえてくるから耳栓をする、ということを前に書いた。

今回も無意識にその人の在り方が現れるのを見た。


朝イチで図書館へ向かい、10分すぎたくらいで入館し、多目的室に行き荷物を置くと、予約していた本を受け取りに、予約本受け取り自動システムの機械の前に並んだ。

女性が一人。

彼女は図書館カードを出してピッとする。

予約した本を並べてある場所がアルファベットと段数で表記された紙が出てくると、受け取りそのまま書庫に入った。

画面は終わらせてなく、前の女性の最後のページのまま。

僕は終了のボタンを押し、自分のカードで紙を出す。

本をピックアップし、今度は借りるために書庫の出入り口の内側にある貸出機械で、彼女の後に借りようとしたら、やはり終了(確認のOK)メニューを押さずにそのまま居なくなった。

どうやら後の人のことは、どうでもいいらしい。

それこそ捨てた物のその先など関係ないかのように。




図書館には無意識が多く現れる。

音、佇まい、言葉(資料室でコピーする人のなんと首をひねるような人が多いことか)、所作(基本的には本や勉強や資料に集中していて、人がより、出やすい)等々。


それは僕には物語である。

〈本〉が現れる。


自分は演出家でもあるから、役者へ〈本〉の大事さを伝える。

役者が自分の〈本〉に向き合い、誰かの〈本〉に向き合い、役の〈本〉に向き合い、作家の書いた本にしっかり向き合う大事さを伝える。

掴んでもらうために問い、形にしてもらい、行動にしてもらう。


〈本〉

本音、本当、本来、本物……etc

もちろん物語だってあるのが本だ。

教訓だって、消費だって、無意味だって、有意義だって、笑いだって、泣きだって、無根拠ノリ嘘だってある。

そうしてたくさんの〈本〉を持って、いかに作品を創るかを考える。


だから面白いなと思う。

人が物語。

ちなみに僕は人の物語(無意識)を観るときに、顔を可能な限り確認する。

出るのよね。

面白いほどに。

すごく合点がいくことが多い。

人の物語(有意識)に僕は簡単に騙されちゃうので、人の物語(無意識)を見る機会がないと、その人を良くも悪くも判断しないようになるべくしている。

けれど、まあ、なかなか純粋な無意識を見る機会(それもなるべく多くの無意識を見る機会)がないので、よく信じ、騙されるのですが。

言葉を信じている。

傾向があるのだと思う。

言葉の力を。

(かくいう自分は、己の言葉を信じられない傾向もあって、直したい…)



そうそう。

後から席に座ろうと席番を見てやってきた白髪交じりの男性が、間違って先に席に座っていた男性が立ち上がって直ぐに、笑顔で、机の上に貼り付けてあるナンバーカード入れからカードを取り出し自分のカードを入れて、目線や目の周り表情だけで「こっちの方に自分が座るから」と、席を間違えた男性が本来座る席に行ったのを観て、とても優しい嬉しい気持ちになりました。


これがあるから、多目的室の一番後ろは、やめられないぜ。

(いやなものも見るけれどね)


いえ、単に、なるべく人に関わらない場所がいいだけなんですが。

え?

楽しめてるんじゃないの、人を。


…………。

えーと。

…………。

…………。



世界はいつでも物語に溢れてる。




↑↑

これを書いた後に、作品執筆が本当にまるで全然進んでないことに気がつき(え?ここで?Σ(・ω・ノ)ノ!)、11時からひたすら集中して書いたと、さ。



愛川武博



by moving_sheep | 2022-11-13 22:21 | 目先そうそう | Trackback