2011年羊稽古場 百十四日目/横浜に、なんだか優しい風が吹いている
そしてその昔、横浜によく行っていた日々を思い出した。
限られた場所だけではあるけれど。
人は思い出だけでは生きていけない。
けれど思い出なくして、生きてはいけない。
愛川です。
11月28日/短い稽古だけれど、その短い時間の中で作品の台詞や世界観について話し合う。
あれやこれやをみんな言う。
時間があるなら、そんな作業も数多くやりたい。
だけど時間が、ない。
それでもそのみんなが話し合った時間はきっと、意味があることになるだろう。
個人の想いを抱えながら、それでも集団の意味も考える。
その個人、お互いの存在の肯定を、本当の意味ですることは難しい。
それでもまずは肯定する強さを。
そしてその肯定から取捨選択をする強さを。
僕らは、集団の作品を創っている。
みんなで横浜を歩き、語り、想い、その間を優しく風が通り抜けた。
僕らは風の通り道を抜けてゆく。

