2011年羊稽古場 六十日目

ささやかな幸せの為に、大切なこと。
幸せの為の、ささやかな積み重ね。
積み重ねてゆく、ささやかな幸せ。
忘れないで、いたい。
愛川です。




7月10日の稽古は少数精鋭、懐かしの三人稽古での密度。

加田斎、ヨーコ、愛川武博。

久しぶりに愛川、歩く。
筋肉痛になる。
ふくらはぎが、いま大変なことになっている。

歩き、探し、ひとつの形に辿り着き、壊す。

そこから生まれる、混沌の物語。

そこから紡がれる、ささやかな日常。


ミッシングウォークをしながら、加田斎とヨーコの作り出す物語の中に生まれる、「個人と関係」の移動を繰り返し、様々な想いを歩く二人。
まさに、人生の歩みのように、歩く。

そこにはささやかな幸せと、逃れることのデキナイゆるやかな絶望を抱え、二人が作る圧倒的リアルの虚構。
表現にならない、個人的な想いが、溢れる。

まずは、歩きの中で。

そして何より、三人で話し合いながら、表現を検証してゆく時間の中で。

まずは、それでいい。
それから、ふと爆発的、表現が出現する。
それを刻む。

きっと二人は、その個人的な想いが表現になる瞬間に、個人を超えて普遍になる瞬間に、出逢うだろう。

僕らは、あらゆるバリエーションを手に入れるために足掻き、世界の様々を身体にオトそうとしながら、同時に自分自身の中にある世界の様々に向き合う。



ただヒタスラに、僕らは日々を積み重ねてゆく。

by moving_sheep | 2011-07-13 20:52 | 稽古場レポート | Trackback
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移動する羊による稽古場の一つであり、呟きの場であり、表現の場所 物語・小説・詩・遊び


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