2011年羊稽古場 五十八日目~信頼や信用や愛は一度死ぬと生き返らないけど、代替品はあるもんだ
熱もあるようだ(体温計がどこかに消えてしまって正確にはワカラナイ)
こういう時に限って一人だ(よく考えたら長いことずっと一人だ)
しかし、こういうシンドイ時にしかワカラナイことがある(視点が変わる)
だから、人生は面白い(だから、人生はママナラナイ)
孤独を堪能、中。
愛川です。
7月3日。
朝から、加田斎とワークショップ参加者とワークショップの続き。
話を聞き、アップをし、テキストを読み、午前中が終わる。
午後はミッシングウォークをやる。
密にやる。
“使う”ことの本当の意味を、解って貰うためにただヒタスラ、歩く。
様々なアプローチをして、“存在”を引き出してゆく。
僕らは一人で、何処にでも行けるように、五感を開く。
稽古をする。
使い続ける。
それから、テキストの稽古を再び、やる。
少しずつ、ミッシングウォークで言っていたことの意味を、テキスト稽古で確認しながら、俳優たちの身体にオトして貰う。
面白くなってゆく。
最後に長い長いハナシをし、最後にもう一度だけ読んでもらった時が、一番面白かった。
作品に向き合うことは、自分に向き合うことだから、やっぱり作品作りはとても良い稽古になるな、と思った。
引き続き、前日に思ったことを思考しながら僕は、演劇を仕事として向き合っていかなければならない覚悟を、自分自身から要求されている気がして、いた。
咳をするたびに、“響き”について考えた。
世界中にこだまする(ような錯覚におちいる)僕の咳は、なんだか一番、自分自身に響いているような気がしてくるから不思議だ。
そのようにして、終始、咳をしながらの、ワークショップは終わった。
しかし、僕は大丈夫だろうか?
このまま、血を吐いて倒れそうだ。
書いている、今ですら、朦朧羊だ。
咳で、喉も頭も痛い。
咳ってパワーすごいもんね。
さて、今夜も朦朧の中で、自分の本当に向き合おう。
そして問おう。
答えはその問いの中に、ある。

