真夜中生まれの羊シアター「僕はこの瞳に太陽を映し、君は世界に君自身を響かせる」
意味不明度が高いゆえ、心して読まれい。
それはひとつのメールから始まった。
タケケ虫です。
粔粔粔粔粔粔
(注↑ちなみにこの絵文字は文字化けして、正しく表示されてません)
最近のトレードマークのこの絵文字が大好きです。
僕のケムシとしての意味を体現していて良いな〜と。
………………。
粔……←はっコレ!ケムシじゃなくてカタツムリだぁー!
(そうなんです。何をカンチガイしたのか、虫は虫でもカタツ、ムシ。ケムシじゃなくてカタツムリをトレードマークにするなんて…。!!!)
アタイずっと自分のことケムシだと思ってた!
まさか、カタツムリだなんて!
そんな…そんな…そんなー!!
これじゃ〜蝶になれないじゃーん。
がびょーん。
雛「ピヨピヨ」
…
え?
そう、それならば僕は…?
僕は…。
「僕はカタツムリにならなければならない。緑の葉っぱの裏を、ジメジメした場所を、アラユル湿地をゆくカタツムリにならなくてはならない。塩で身体が縮み、男であり、女であり、そんな自分はいったい何者かを自問自答しながら、それでもアラユル湿地を行くカタツムリにならなくてはならない。そうして、いつか乾いた大地に辿り着く。そこは自分の生きるべき場所じゃないけれど、憧れ、目指した太陽の楽園。タトエ、そこで身体を焼け焦がせ、渇き、死んでゆくしかないとしても。僕は目指し、辿り着き、太陽にふれなければならない。君にふれなければならない。君は真夏。太陽の緑。運命の絆。僕は地を這う、カタツムリ」
(カタツムリは大地を這うように歩く様から、ゆっくりと空を見上げて太陽を見た、そして小さく呟く)
「僕は僕のままで、必ず、君に辿り着く」
音楽
(そして太陽が降りてくる。太陽がいっぱいに世界を照らし、次の瞬間に、暗転)
明転
出演者一同にならぶ。
(馬ペンギン豚ヒヨコ蝸牛)
男ばかりの男芝居。
一同(絵文字が文字化けゆえに漢字/馬ペンギン豚ヒヨコ蝸牛)「本日は、ありがとうございましたー!!」
猫「どうも朝から、羊ショートシアターにお越し頂き誠にありがとうございます。役者紹介させていただきます!アンダルシア・セルで見事なダンスを披露しました、馬!」
馬「ヒヒーん。(響く歓声「馬ー!ダンス最高に上手だったよー」の声に)おーありがとう。確かに俺はダンスがウマい。おっと〜ダジャレじゃないぜ〜ひひひひ」
猫「シェンカー・ナイトをやりました、豚!」
豚「ぷぎー。僕を食べて、欲しいな〜妻夫木くーん!食育ショクイク〜ぷぎー」
猫「ロングロング・ロングアゴウをやりましたペンギン!」
ペンギン「僕は南極から来たんじゃない、過去からやってきたのさ」
猫「ユーゴ・センチェフ・ブロッフォファニングをやりましたヒヨコ」
雛「ピヨピヨ」
猫「そう彼はラスト、カタツムリの独白台詞の直前でピヨピヨと鳴いた、男です。あの泣きの芝居。あの出番だけしかないですが、すべてさらってゆく、まさにまだ飛べない、飛び道具。ありがとうございます!そして今回の主演、カタツムリ役をやった、名優、カタツムリです!」
蝸牛「僕は飛べない。蝶にもなれない。でも演じることは、出、来、る本日はどうもありがとぉーう\xF9\x9A」
スタンディング
オベーション
(応えるカタツムリ)
蝸牛「トリプルカタツムリ!」
(まさにトリプルなポーズをするカタツムリ)
大喝采
蝸牛「ありがとーう」
猫「さてワタクシは本日作演出をしました。ネコです!皆様サマさま、サマーナイト!誠にありがとうございました〜」
真夜中のタケケ虫物語。
妄想、奇想、朦朧、夢か現か幻か。
荒野を歩く羊が一匹。
空から降ってくる、想いにも似た音楽に合わせ、ただヒタスラに歩き続ける。
歩くことは生きることだ。
ささやかさと圧倒的リアルを携えて。
遠く、高く、深く、そして広く。
君よ、響け。
ラブリバー

