「シトラスちゃんは太陽の緑」公演終了しました!
4月10日、無事、全公演終了することが出来ました。
「移動する羊」・脚本・演出・主宰の愛川武博です。
震災後に僕がまず初めに思ったのは、今は演劇どころではないだろうな、ということでした。
演劇をする前に「やるべきことがある」と思いました。
おそらく、あと一週間か二週間、時期がズレていたら、公演を中止にしていました。
僕は、“こんな時だからこそ演劇をやる”という感覚は実はありません。
でも、劇場の灯りを消さないことの意味も、とてもあると思ってます。
世の中には優先順位というものが、あります。
人によってそれは様々です。
出来ることも様々です。
大切なものも様々です。
だから、意志と意味を持って選択することが、とても重要だと思います。
その強い選択が、きっと何処かに繋がると思っています。
今の僕らの行動が、意味が、笑顔が、必ず将来意味を持つことを信じています。
一つの物語を語ります。
この公演を打ったことで、「ワタシ」は大切なモノを手に入れました。
その手に入れたモノは、「ワタシ」を動かします。
動く「ワタシ」は、ささやかでも誰かに影響を及ぼしました。
(ここから先は希望です)
そのささやかでも、影響を及ぼした人がまた、その意味をバトンします。
その意味が、連鎖して、巡りめぐって何処かにきっと届くと思うのです。
波紋。
「ワタシ」は湖にイシを投げ込み、その波紋は次第に大きくなる。
ちなみに、この「ワタシ」は、愛川武博のことではありません。
お客様、その中の一人。
その人は言いました。
「明日に向かう力、笑顔、人の心を動かし、救う力を、ありがとう、動きます」
(もっともっと長い言葉でしたが)
その人は翌日、実際、動き始めました。
とても驚きました。
連絡が来ました。
その時僕は、その人の言葉に、「ワタシ」が愛川武博になったことに気付きました。
僕もまた、「ワタシ」であり、ひょっとしたら出演者やスタッフやお手伝いさんや他のお客様が、「ワタシ」になって、何処かに意味を届けるのかもしれません。
公演終了して、一日考えて、この文章を書きました。
僕もまた、この物語から、大切なモノを手に入れました。
スタッフ、役者、お手伝いさん、お客様、本当に本当にありがとうございました!!
賛否両論でしたが、また共に物語を作れる機会があることを、切に願っています。

