観劇 チャリT企画 それは大災害前日3月10日、そして11日は休演し彼らは土日で公演をする
観てきました。
観劇日、3月10日昼。
東北太平洋沖地震が起こる前に、書いてる途中で地震になってしまったので、アップするかどうか迷ったのですが、公演を昨日から開始したみたいなので、アップしました。
危婦人のザンヨウコさんが主演なんですが、ザンさんは面白いだけじゃない女優さんなので、ちょっとオカシミのある、でも演技力が求められるこの役を、サラッとやっていました。
それがスゴい。
そしてやっぱり面白いでした。
物語は蕎麦屋で起こる人々の様々な価値観や想いの交錯。
そのどれもが正しくて、そのどれもが大切な生き方。
そして作・演出の楢原拓さんの選択。
殺されてしまった蕎麦屋の店主のあとを継ぐ店主の娘、ナツキ。
お父さんを殺した少年を死刑にしないように弁護する姉ナツキに対して憤る妹の、フユコ。
蕎麦アレルギーの弟、ハルアキ。
そして店員や訪れるお客や記者や被害者の母親。
様々な想いが交錯する。
実社会で起こった事件を題材に劇作をするスタイルの作家さんみたいで、そういう作家さんらしく、自分の描きたいものに対して、強い意思みたいなモノを感じました。
様々な価値観を並べて、その中から選択をする。
表現の基本、始まりだと思います。
でも本当のソレには強い意志と覚悟がいる。
だからこの大地震の影響下、公演を中止にする劇団が多い中、バッシングを受けながら、あえて上演するという選択をしたのだろうと思います。
たくさんの正しさがあって、たくさんの判断がある。
どの選択が間違っているとは言えないと思います。
でも、大切なものはそんなに多くない。
つまりこの未曾有の大災害の中、彼らは自分たちの演劇をやることが、作品を発表することが、人々にとって力になると思ったのだと思うのです。
作品で楢原拓さんが選択して、描いている想いを観てそう思ったので、実際は知りません。
単にお金の問題かもしれません。
でも、たぶん、この大災害の中だからこそ、やるべきだと思ったのだと思います。
それが正しいと思うか間違っていると思うかは、まさに人それぞれですが、演劇をやるものとしては、きっと大切なモノは一緒なんだと思うのです。
想いは一緒だと思うのです。
と思わせる内容だったので。
事実はワカリマセぬ。
違うかもです。
それに違ってもまた良いのかもしれません。
何はともあれ、公演やると決めた以上、全力を尽くして表現してください、と思いました。
届いた時、きっとそれで救われる人もいるのかもしれないのです。
救われた人は誰かを救い、また救われた人が誰かを救う。
そして人は笑顔を手に入れる。
笑顔は力になる。
テレビ東京の通常番組のように。
遥か昔に宝塚がやったように。
アフガニスタンの戦場の中、戦火の横で日本のアニメを観て笑っている子供たちのように。
タケケ

