移動する羊のつぶやきです。

by moving_sheep

名もなき猫の詩

僕が歩くと、その若い猫はニャニャっとついてきました。はじめは偶然だと思っていたのだけれど、どうやらそうではないらしい。
玄関の前で自転車に荷物を入れ、集合ポストを行ったり来たりしていたのですが、僕が動くと猫も動く。
僕がニャニャっと動くと猫もニャニャっと動く。



む、これはひょっとして?

僕はひょいと跳んでみました。すると猫もひょこひょこと上下するではありませんかっ。

可愛いー!

僕のアパートはそこをナワバリにしている猫が三匹います。
白と灰の毛長ネコ、ロンドン(隣の部屋の猫。僕の勝手なあだ名です。本名知りません。なんだか毛が長くプライドの高いイギリスの猫っぽいというイメージでつけました)

黄土色の縞々模様のネコ、ジャックスパロウ(隣の部屋の猫。これもあだ名です。僕の家のドアの前で、たまに腹を出して寝転がっている時にパイレーツオブカリビアンのジャックスパロウよろしく、両腕を横に出して手首を下に下ろしてるのだ。そして虚ろな目で僕を見るのだ)

黒ネコのジジ(隣の大家さんの飼い猫です。本名です。ちなみによく我が家に勝手に窓ドアを開けてやって来ては、クツロイデいます。冬は僕の寝ている布団に入ってきたり、上に乗ってきたりします)

この三匹が基本、家のまわりを闊歩しております。

でももう少し範囲を広げると、たまに知らない猫がいるのですよ。裏のデカイ公園には山のように野良猫いるし。たぶんその若い猫は、ひょいとこのあたりに来た猫なのでしょう。あるいはずっと旅をしているのかもしれない。偶然ここを通りかかった。そして僕らは出逢ってしまった。のだ。

ああ、人間でもこうもレスポンスが返ってこないよってくらい、なんでも反応してくれます。

ニャニャニャニャニャニャんニャニャニョニャニャニャニャニャーニャニャー!

はっ!?イカン!

僕は、稽古に行かねば、ならぬ、のだ。

さらば心の友よ。
僕は猫をフリキル。
さらば魂のカタワレ。
僕は自分の心をフリキル。

君の可愛さと誠実さを、僕は決して忘れることはないだろう。それは孤独に震え明日が見えなくなった時に、僕に未来を指し示す。いつか立っている場所を見失った時に、僕の足下を照らしてくれる。同じ時代を生きた強敵。君は雲。流れる雲。誰も君を引き留められはしない。そして僕は死ぬ間際に言うだろう。我が人生に一片の悔いなし。と。さらばだ。涅槃で逢おう。

なんだか最後は意味ワカラナイ感じになってしまいましたが、つまり、そのネコは、こう書かせてしまうほど可愛かった、のだ。

ああ、本当にまた、逢おうね。
名もなき猫よ。
そしていつか君のウタをウタおう。

タケケ(−1、4)
by moving_sheep | 2010-10-22 19:44 | takeke | Trackback | Comments(0)
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