彼女は僕の部屋からそのようにして去っていった

日曜日からずっと家に居続けた女の子が、今日、自分の本来の場所に帰りました。
アタリマエのように家に居て、アタリマエのように彼女は自分の居場所に帰ってゆく。



僕は少し、寂しい。

でも僕もアタリマエのように彼女を迎えいれ、アタリマエのように彼女を見送る。

僕は大家族で育った人間なので、基本的に家に人が居ても平気なようだ。勿論、人にもよるのだけどさ。そういえば男子でも女子でも、昔から気軽に自分の部屋に呼んでいたし、しばらく泊まっていたし、皆、気軽にノンビリしていた。女子でも、飲み友達だったりしたら飲んだあと(相手が気にさえしなければ)気軽に泊めていた。誰でも気軽に泊めていた。そして女友達の家にも気軽に泊まっていた。

相手さえ気にしなければ、僕は女友達みたいな男友達なのだろう。

勿論、自分の恋人がそれを許さない場合はしないけど(普通は許さないのかな?信頼関係による?いや最低限のマナー?幸いにも恋人がいる時はしてないはずですが。あっウソです。18歳の時に恋人の友達で、皆で仲良くしてた仲間だったので気軽にその女友達を泊めて後日恋人に殴られました。ハハハ。いえ、勿論何もなかったですよ。あーそれ以降反省してやってないんだなぁ)

そんなワケであまりに普通に二人暮らしの日々が過ぎていたけれど、ずっと居続けた彼女がいなくなったのです。

僕は少し、寂しい。

ちなみにその女の子は姪です。

別れ際に「いってらっしゃい」と手をふって言ってくれましたが、彼女は帰っても、もう居ない。

しばしの二人暮らしが終わり、またいつもの一人暮らしが始まります。

タケケ(+0、3)

by moving_sheep | 2010-10-21 18:34 | takeke | Trackback
line

移動する羊による稽古場の一つであり、呟きの場であり、表現の場所 物語・小説・詩・遊び


by moving_sheep
line
カレンダー