沈黙ですべてを語る女の子(ヨーコ)
いや、普通に話すし、普通に会話をするし、普通に人の話を聞く。
ただ、多くを語らない。
だからといって、語るべきものが何もないというワケではない。
むしろ、彼女の中に『語るべき、モノ』は溢れている。
ただ、黙ってその彼女の中の『語るべき、モノ』に水を与え、太陽を与え、育んでゆく。
それは、複雑に絡み合い、重なり合い、大地と空に広がってゆく。
そして彼女は森になった。
そうして彼女は物語になった。
彼女の沈黙の先に、膨大な量の世界が広がっている。
きっと「あなた」は彼女の先に、色を見るだろう。
想いを視るだろう。
物語を観るだろう。
彼女は混沌の森。
太陽の羊。
そうして、彼女は終わらない。

