移動する羊 是楽日

kohitsuji.exblog.jp

移動する羊による稽古場の一つであり、呟きの場であり、表現の場所 物語・小説・詩・遊び

夏を翔ぶ

羊にないモノ。それは翼だった。大地を歩き、走り、空へ向かって跳躍するけれど、高く跳べば跳ぶほどに、重力の住人なんだと実感する。だからあっという間に簡単に、心すら大地にひっばられて、本番前は僕らはいつも地面を這いずりまわるのだ。でもそれで良いんだと思っていた。いつでもどんな時も、大地を歩く羊で良いのだ、と。そうしたら、もみ&道はいとも簡単に空を翔ぶ。こんなに簡単に翔べるなら、世界はどんなに楽しいのだろう?つまり二人はなんだか楽しんでいるみたいだ。そうして僕も彼らに引っ張られる。これはなんだ?何が起こっているのだ?あれ?これはなんだかんだと楽しんでるジャン!アイモカワラズ、膨大なイメージや情報を、脚本の中に書いてはいるのだけれど、そんなものには圧倒されずに、なんだかちっとも僕らの「楽しさ」は負けていない。むしろワクワクさえしているようだ。勿論、これは僕の主観にしか過ぎない。実際のところは分からない。何故なら今日、中根道治は芝居をトオシて最初から最後までやったあと、吐きそうになっていたからだ。でも楽しそう。何故なら僕は不覚にもあるシーンで大爆笑をしてしまった。ウッカリ。彼が表現を楽しんだ結果だ。んで、竹内もみは抜群の集中力でモンスター女優の名に恥じない素晴らしいエネルギーを放出していた。いや本当、モンスター級に。不覚にもラスト前のある台詞で涙が出そうになったのだ。ウッカリ。彼女が表現を楽しんだ結果だ。(ちなみにモンスター女優は、中根道治が流行らそうとしているらしいのだが。モンスター女優With妖怪。ちなみに妖怪とは中根道治のことである)怪物と妖怪と羊。三人で夏を翔ぼうかと思う。でも明らかに、羊は二人の非常食にしか見えないところが恐ろしい。いやむしろたまにかじられている。いいよ。お食べ。むしろ僕は本望さ。でもたまに不味そうに吐き出す時は、本気でケリを入れようかと思ったりするよ。でもお食べ。そうしてもみはより怪物に。そうして道はより妖怪に。突き進めばいいんだよ。

稽古は日々、向日葵のように笑ってる。
僕らの夏は始まったばかりだ。
by moving_sheep | 2010-07-20 18:41 | 夏 夏 夏(トリプルサマー) | Trackback