2010年 07月 19日
夏音(彼女は生まれながらにして旅人だった)
彼女は親の仕事の関係で、ひたすら色々な国を渡り歩いていた。その中でも一番長くいた国はイギリスだったのだが、彼女の性格にはイギリスが一番合っていたように思う。その頃に、世界には魔女や妖精や精霊がいるのかもしれないと、本気で感じる瞬間がいくつかあった。だから彼女は見えないものも見えるものだというような視点で物事を捉えるようになった。その彼女が日本の大学を選んだのは両親が二人とも日本人だから、というワケではなく、イギリスにいた時に出逢った一人のバックパッカーの影響だった。彼女はその一人の男性が話してくれた話が忘れられなかったのだ。彼はこう言った。「日本にはね、あらゆる神様がいて、今でもたくさんの神様が生まれているんだよ。君は君の神様に出逢うことが出来るはずだよ」彼女はその言葉を信じた。そして高校を卒業と同時に日本にやってきたのだ。そして日本でいくつかの夏を越え、また今年も夏がやってきた。彼女にとって特別な夏が。
トリプルサマー「夏音」からの抜粋4。
稽古は日々、夏空の青の如く続いている。
僕らの夏は始まったばかりだ。
トリプルサマー「夏音」からの抜粋4。
稽古は日々、夏空の青の如く続いている。
僕らの夏は始まったばかりだ。
by moving_sheep
| 2010-07-19 21:34
| 夏 夏 夏(トリプルサマー)
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