みやちゃんが異常に明るくなってきた。もともと明るいのだけれど、さらに明るくなってきた。異常なほどのテンションであり、明るさであり、無邪気さだ。いやむしろ、作品作りはかなり大変な状況になってきている。大変というか、死ととなり合わせな感じなくらい生命に触れあって作っている。もうほとんど魂で動いている。ジュンジュンは先日のトオシの、後半のある時点から、芝居がなんだか明るくなった。なにかのヒューズがとんだか?と思うくらいの変化だ。ひょっとしたら本人は気付いてないかもしれないが。ランナーズハイとでも言うのだろうか?過酷な状況の中で、二人がさらに遠くへ行くために、アドレナリン全開で走っている。実は、今日の夜のトオシに、公開ゲネも本番も観に来られない人が顔を出す。どうしてもどうしても来られなくて、どうしてもどうしても観たいのなら、トオシでも観て貰うのも構わないと思い、観てもらうことにした。今回は映像も残さないし、限定的な組み合わせだし、レアではある。しかし、あくまでもトオシだし、ゲネよりもさらに状態はよくないわけだが、そんな理由で観てもらうことにした。急遽決まったのだけれど。もし、誰か、どうしてもどうしてもという方がいらっしゃれば、愛川まで連絡ください。作品としては本公演なみのボリュームだし、思い入れもあるし、こだわってもいる。莫大な情報量の中で、二人は本当に頑張っている。作品としては2、3ヶ月コンスタントに稽古をやらなくてはならないくらいの脚本だ。それをこの短い時間の中でやらなければならない。音響と役者しかいないが、作品は劇場公開に負けないくらいにしたいと思っている。いやむしろ、まさに移動する羊だ。役者が何処に行っても表現者としてそこに“在る”ことが大切なのだから。とりあえず、ただ、ひたすらに、アガク。なにはさておき、アガク。もっと高く。もっと遠く。もっと深く。そしてそれに反比例するかのように二人は明るくなってゆく。まるで太陽の下、真剣に遊びまわっている子供のように。
あと2日(厳密に言えばあと1日。公開ゲネが初日だと思っているから)
そんなこんなで、今日も稽古は続いてゆく。