稽古場に劇団やぶさかの主宰演出脚本の海老原さんがやってきた。音響兼演出助手兼制作で入ってもらった(わーなんだその肩書き)三人だけで稽古を続けていたから、すごいドキドキである。そしてなんだかスタッフが演出している側にいると、まるで演出家になったような気がしてくる。愛川です。普段はあんまりそんな意識はないのだけれど、スタッフがいると立場をなんか認識する。すごく新鮮な気持ちになって楽しい。演出するだけに集中出来て、とても効果的だ。それに海老原さんはさすがにやぶさかで演出家をしているだけに、シーンの稽古に入る前とかの緊張感が素晴らしい。これはとても大切なことだ。基本、役者は多少なりとも、緊張を持って舞台に上がるものだからだ。やっぱり稽古場でそういう緊張感を経験しておくのは大事だと思う。たんに「じゃー何々の台詞から」と言うだけで、ピリッとする。ああ、ここまでやってくれるなんて、アリガタイ。僕はいつもヌルっと入る。時に役者任せだ。クラップ(芝居を始めるにあたりキッカケになる音。基本手を叩く。撮影のスタート!と同じだろうか)をドウゾ、と言われてビックリした。そういえば、クラップなんて久しく叩いていなかったのだ!「はい、ドウゾ」とか言うくらいだ。それに演出をつけた後、役者が頷いて、自分の意思で始めたりするので、一言もキッカケをあげない場合もある。勿論、外部で演出をする時や客演が多い時は、役者との関係もあるので、やり方は多少なりとも変えているのだけれど。とにかくスタッフが稽古場にいるのって素晴らしいわー。そして演出助手がいるって本当に良いわー。そして、そして、やっぱり劇団やぶさかにはお世話になりっぱなしだわ〜。さすが依存する羊。
そんなこんなで、今日も稽古は続いてゆく。