愛川武博/移動する羊 主宰・演出家・劇作家
上京と言っても、最初に住んだのは川崎だから、神奈川だった。
なんてこった~。
そして池袋に移住し(憧れの都っ)、小金井市に移住し(小金井公園は素敵であったにゃ)、今度は千葉に移動した(房総半島には妖怪が棲んでいると思うのは、南総里見八犬伝の読みすぎか?でもある意味僕は、人間になりたいっ)。
移動しながら、物語を書き続けることを、絶えずその移動先で誓うのだ。
よく移動する羊のネーミングについて聞かれるのだが、始まりは19歳の頃。
その頃から僕は自分のことを、“移動する羊”と名乗るように、なる。
「君の名は?」
「僕?」
「そう」
「僕の名は・・・」
「うん」
「移動する羊」
ややや、本当は最初の頃シャレで言っていたくらいで、かなりの期間忘れていたのですが・・・。
僕はその当時、移動先であらゆるものに属し、またアラユルものに属さなかった。
様々な表現の中で、様々な自分と対峙した。
少しずつ人間になっていった。
出逢い、別れ、そうして僕は金野潤に出逢い、加田斎に出逢い、羊の母体となる「稽古場」を起ち上げる。
さよならだけが、人生さ。
だからこそ、何度でも何度でも出逢おう。
そうして僕は物語と結婚をする。

